iPS細胞

「iPS細胞の脊髄損傷 治療」の臨床研究を厚生労働省が承認

厚生労働省の再生医療等評価部会は 2019年2月18日、 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った神経細胞のもととなる細胞を脊髄損傷患者に移植し、機能改善を試みる慶応大学の臨床研究計画を承認しました。 近く 厚労相が実施を認める通知を出して、年内にも最…

iPS細胞での「角膜移植」を阪大が治験へ

大阪大の西田幸二教授(眼科学)らの研究チームの、 「ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した角膜の細胞を移植する」臨床研究計画が、大阪大の審査委員会で(2018年12月)了承され、厚生労働省に申請。 審議を経て承認を得られれば、2019年5~6月頃…

iPS細胞で「頭頸部ガン」治療へ

健康なヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から免疫細胞を作り、頭や首にできる「頭頸部がん」の患者に投与する臨床試験(治験)を、理化学研究所と千葉大学の研究チームが計画。 早ければ、2019年秋頃にも国に届け出るとしています。 了承が得られた段階で、…

iPS創薬でALS治験

慶応大の研究チームは、全身の筋肉が徐々に衰えていくALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療につながる候補薬をiPS細胞で発見。 患者に投与する治験(臨床試験)を 2018年12月から開始しました。 iPS細胞で病態を再現して、 パーキンソン病の治療に使われている既…

IPS創薬で「遺伝性難聴(ペンドレッド症候群)」治験

遺伝性難聴の治療薬候補をiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って発見し、実際に患者に投与して効果を確認する臨床試験(治験)を慶応大の研究チームが開始しました。 iPS細胞を使った創薬の治験は、 京都大学が骨の難病(FOP)患者が対象の臨床研究に続いて、…

「先天性ネフローゼ症候群」治療薬を開発へ

小児腎臓病の1つで「先天性ネフローゼ症候群」の病態(初期に起こる異常な働き)を再現させることに成功しました。 成功したのは、熊本大学発生医学研究所の谷川俊祐助教と西中村隆一教授らの研究チーム。 チームは、発病の仕組みの解明・有効な治療薬の開発…

iPS血小板の輸血 臨床研究

京都大学チームのiPS細胞(人工多能性幹細)から血小板を作って、血液の難病「再生不良性貧血」の患者に輸血する臨床研究の計画の実施を厚生労働省が了承しました。 京都大学によると、iPS細胞を使った再生不良性貧血の臨床研究は世界初で、2019年の早い…

希少難病「FOP」治療薬候補物質を特定

難病「FOP」(進行性骨化性線維異形成症)の発症を抑える化合物2種類を患者の細胞から作製したiPS細胞を使って特定 京都大iPS細胞研究所(CiRA サイラ)と大日本住友製薬の共同研究チームが、 アメリカの科学誌「ステムセルリポーツ」電子版に発表していま…

iPS細胞で「ノロウイルス」ワクチン開発へ

ヒトのiPS細胞(人口多機能性肝細胞)から作製した腸の細胞を使って、ノロウイルスの増殖に成功したことを大阪大学の微生物病研究所の佐藤慎太郎特任准教授(粘膜免疫学)らの研究チームが発表しました。 これによって、予防法や治療法・ワクチン検出キット…

iPS細胞で脊髄損傷が改善させる

慶応大は、岡野栄之教授らの研究チームによるiPS細胞(人工多能性幹細胞)から神経のもとになる細胞を作り、脊髄損傷の患者に移植する計画の実施を正式に了承したと発表。 厚生労働省に承認を申請して認められれば、2019年夏にも移植が始まる見通しです。 iP…

iPS細胞から耳の軟骨を作製

東京大学の高戸毅教授と京都大学の妻木範行教授らの研究チームが、 iPS細胞を使って、ヒトの耳の軟骨「耳介軟骨」をネズミの体内で作り出すことに成功。 iPS細胞を使って立体的な軟骨ができたのは、初めてだということです。 イギリスの「Daily Mail」紙が報…

iPS細胞から「免疫司令塔」作製

京都大の金子新准教授(免疫再生治療学)のチームが、 ガン細胞を攻撃する免疫反応の司令塔となる「ヘルパーT細胞」と同じような免疫細胞を、ヒトのiPS細胞(人口多機能性幹細胞)から作ることに成功。 アメリカの科学誌「ステム・セル・リポーツ」電子版に…

iPS免疫細胞でガン破壊

和歌山県立医大の研究チームが、 iPS細胞から作製した免疫細胞の一種「樹状細胞」を使って、ガン細胞を破壊することに成功。 研究チームは、「樹状細胞を利用する免疫療法は既にあるが、iPS細胞を使うことで高い破壊力が期待でき、新たな療法として開発した…

「富士フイルム」が企業初のiPS治験へ

富士フイルムは、 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いた移植医療の臨床試験(治験)を2018年度中に厚生労働省へ申請する方針を明らかにしました。 2019年にも治験を始める考えで、実現すれば企業として国内初のiPS治験となります。 iPS細胞を使った医…

パーキンソン病にiPS細胞を移植

京都大学の高橋淳教授らのチームが、 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から育てた神経細胞をパーキンソン病患者の脳に移植したと発表。 医師主導による臨床試験(治験)の1例目です。(50代の男性患者) iPS細胞を実際に移植するは、目の難病と心臓病に続いて国…

動物でヒトの臓器を作製解禁

政府の総合科学技術・イノベーション会議の生命倫理専門調査会は、2018年11月26日 『ヒトの臓器を持つ動物を作る研究を認めること』を文部科学省がまとめた指針改正案を了承し、条件付きで合意。 2019年春頃までに改正手続きが行われ、正式に解禁されます。 …

iPS細胞から『ミニ肝臓』を大量作製

横浜市立大の谷口英樹教授(臓器再生医学)らの研究チームが、 ヒトのiPS細胞から、直径約0.1ミリ程度の「ミニ肝臓(iPSC肝芽)を1度に大量製造することに成功しました。 肝機能に異常がある患者に、 血管から「ミニ肝臓」として肝胚(かんが)を移植する治…