再生医療

ラットの体内でES細胞からマウスの腎臓を作製

平林真澄 准教授(自然科学研究機構生理学研究所) 中内啓光 特任教授(東京大学) 保地眞一 教授(信州大学 繊維学部) などによる共同研究チームが、 身体のさまざまな組織に変化する「万能細胞」の一種であるES細胞(胚性幹細胞)から、「異種胚盤胞補…

国産初の遺伝子治療薬『コラテジェン』

体内に遺伝子を入れて病気を治す「遺伝子治療薬」が、 早ければ 2019年5月にも日本で初めて登場する見込みとなります。 薬事承認の手続きに基づいて、厚生労働省の専門家会議で足の血管を再生する薬と血液がん治療薬の承認が了承されました。 遺伝子治療薬の…

白血病の遺伝子治療薬『キムリア』

厚生労働省 薬事・食品衛生審議会の再生医療部会は 2019年2月20日、 免疫細胞を活用して若年性の白血病を治療する新製剤「キムリア」の製造・販売を了承。 スイスの大手製薬会社「ノバルティス」が開発して日本法人「ノバルティスファーマ」が申請していたも…

「iPS細胞の脊髄損傷 治療」の臨床研究を厚生労働省が承認

厚生労働省の再生医療等評価部会は 2019年2月18日、 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った神経細胞のもととなる細胞を脊髄損傷患者に移植し、機能改善を試みる慶応大学の臨床研究計画を承認しました。 近く 厚労相が実施を認める通知を出して、年内にも最…

iPS細胞での「角膜移植」を阪大が治験へ

大阪大の西田幸二教授(眼科学)らの研究チームの、 「ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した角膜の細胞を移植する」臨床研究計画が、大阪大の審査委員会で(2018年12月)了承され、厚生労働省に申請。 審議を経て承認を得られれば、2019年5~6月頃…

「遺伝子誘導」で心筋や血管のもとを作製

心筋梗塞が起きた部分で増殖する「線維芽細胞」に、 たった1種類の遺伝子を入れて働かせることで、心臓を構成するさまざまな細胞を生み出す「心臓中胚葉細胞」に変身させることに成功したと、 筑波大の家田真樹教授らの研究チームが、アメリカ科学誌「セル…

医療用「ES細胞」を提供へ

「ヒトの再生医療に用いるES細胞(胚性幹細胞)を研究機関や製薬企業へ提供する」と京都大学 ウイルス・再生医科学研究所が発表。 研究チームは、不妊治療で余った受精卵からES細胞を作ることに成功して、既にストック・提供できる体制も整っています。 臨床…

「潰瘍性大腸炎」再生医療

「潰瘍性大腸炎」を治療するため、 東京医科歯科大学のチームが、「患者から採った幹細胞を培養して、再び患部に移植する臨床研究」を開始しました。 この治療法が確立できれば、重症の場合でも再発しないほどに回復する可能性がある。 潰瘍性大腸炎は、 難…

「グンゼ」再生医療に参入(膝軟骨 再生シート)

「グンゼ」が再生医療に参入します。 ポリグリコール酸(PGA)を材料とした吸収性の軟骨再生基材「コンドロベール」(軟骨の再生を促すシート)を開発して、ヨーロッパでCEマーキングの認証を取得。 同社は今回の開発を機に、再生医療に本格参入します。 「…

「水疱性角膜症」が再生医療で視力回復

眼の角膜が濁って、視力が大幅に低下してしまう「水疱性角膜症」の患者に、他人の角膜内皮細胞を注入して再生させる治療の臨床研究について、 11人の患者 全員の視力が改善したとの研究結果を、京都府立医科大と同志社大の共同研究チームが発表しました。 3…