がん

がん免疫治療薬と筋肉量の関係

筋肉量が薬の効果を予測して、高額なガン免疫薬の投与を続けるかどうか見分ける指標の一つになる可能性がある。 「オプジーボ」などの新しいガン免疫治療薬の効果は、筋肉量が多い患者ほど長続きするという研究結果を、大阪大のチームが発表しています。 高…

抗がん作用が向上する「腸内細菌」11種類を特定

慶応大の本田賢也 教授(医学部微生物学 免疫学教室)らの研究チームは、 健康な人が腸内に持っていることがある免疫細胞を活性化する11種類の腸内細菌を特定。 それを「オプジーボ」などの免疫細胞のブレーキを解除するガン治療薬(抗がん剤)と併用して投…

ガンのリスク上昇の原因

ガンを引き起こす恐れがある遺伝子異常は年を取るとともに増加して、過度の飲酒や喫煙で促進されることが遺伝子解析で分かったと、京都大や東京大などの研究チームが発表。 飲酒歴・喫煙歴が長い人ほど、発ガンに関わる遺伝子変異が起こる頻度が高まるとして…

子宮頸がん防ぐ化合物を開発

子宮頸ガンの発症を抑える抗ウイルス性の化合物を開発したと、京都大の萩原正敏教授(化学生物学)らのグループが発表。 子宮頸ガンの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の増殖を抑えて、感染後のガン発症を防ぐ予防薬や治療薬の候補として期待されま…

iPS細胞で「頭頸部ガン」治療へ

健康なヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から免疫細胞を作り、頭や首にできる「頭頸部がん」の患者に投与する臨床試験(治験)を、理化学研究所と千葉大学の研究チームが計画。 早ければ、2019年秋頃にも国に届け出るとしています。 了承が得られた段階で、…

膵臓がん 切除手術前の抗がん剤で生存率向上

膵臓(すいぞう)ガンの治療で、 ガン部位の切除手術が可能な場合に、手術前に抗がん剤など化学療法を施した方が手術を先行させたよりも生存率が高まることを、 東北大大学院医学系研究科の海野倫明教授(消化器外科学分野)の研究グループが解明。 従来の治…

膵臓ガン発症のメカニズムを解明

従来知られていたものとは異なる膵臓(すいぞう)ガン発症のメカニズムをiPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製技術を応用して、マウス実験で解明したことを、 京都大iPS細胞研究所や、東京大医科学研究所などのチームが、イギリスの科学誌「ネイチャー・コミュ…

「線虫」で尿を嗅ぎ分けてガン検査

日立製作所が、線虫の1種で体長1mmほどの「C・エレガンス」と呼ばれる線虫に、人の尿の匂いを嗅がせて、その反応からガンを発見する自動検査システムを開発したと発表。 2019年内をめどに装置の量産態勢を整えて、 医療現場への提供を目指すとしています…

悪性脳腫瘍に「放射性治療薬」治験

国立がん研究センターと放射線医学総合研究所は、 悪性脳腫瘍への放射性治療薬を共同で開発し、臨床試験(治験)を始めることを発表。 これは、放射線を出す薬剤(放射性医療品)をガンの近くに集めて、内部から局所的に攻撃してガン細胞の増殖を抑制する仕…

AIで胃がんの早期発見

理化学研究所と国立がん研究センターの共同チームが、 AI(人工知能)を使って、内視鏡画像から早期胃ガンを熟練医並みの精度で自動的に発見するシステムの開発に成功。 これが検診に使えれば、 胃ガンの見逃しを減らして、早期発見・早期治療に繋がること…

抗がん剤の効果を予測

手術で摘出した大腸ガンを培養して、抗がん剤の効果を予測する薬剤感受性試験を京都大の研究チームが発表した。 実用化されれば、患者ごとに最適な種類の抗がん剤を選ぶことができて、 効率的な治療が可能になり、患者ごと効果にバラつきの大きい抗がん剤治…

『光免疫療法』 近赤外線でガン治療

光を当てて ガン細胞を攻撃する新しい免疫療法の臨床試験(治験)が始まる 国立がん研究センター東病院が発表しました。 対象は、頭頸部(とうけいぶ)ガンの患者で、安全性を確認するために少人数で実施されます。 日本人研究者によって開発者され、アメリ…

iPS細胞から「免疫司令塔」作製

京都大の金子新准教授(免疫再生治療学)のチームが、 ガン細胞を攻撃する免疫反応の司令塔となる「ヘルパーT細胞」と同じような免疫細胞を、ヒトのiPS細胞(人口多機能性幹細胞)から作ることに成功。 アメリカの科学誌「ステム・セル・リポーツ」電子版に…

iPS免疫細胞でガン破壊

和歌山県立医大の研究チームが、 iPS細胞から作製した免疫細胞の一種「樹状細胞」を使って、ガン細胞を破壊することに成功。 研究チームは、「樹状細胞を利用する免疫療法は既にあるが、iPS細胞を使うことで高い破壊力が期待でき、新たな療法として開発した…

がん細胞だけ死滅させる新しい光線力学治療 

特殊な光を当ててガン細胞を死滅させる 「光線力学療法」で、 ガンの増殖や転移を促す分子だけを破壊する新たな方法を、甲南大の三好大輔教授(分子設計化学)と川内敬子准教授(腫瘍分子生物学)の研究チームが開発。 ガン腫瘍の表面だけでなく、中心部の治…

たった1滴の血液でガン13種を早期発見

1滴の血液から13種類のガンの診断を同時にできる検査法を国立がん研究センターなどのチームが開発しました。 「腫瘍マーカー」を使う現在の血液検査よりも発見率も高く、かなり初期段階のガンも見つけられるのがメリットです。 この研究は2014年に、国立が…

尿検査でガンを発見

名古屋大学の馬場嘉信教授、安井隆雄助教らの研究グループが、 九州大学・国立がん研究センター研究所・大阪大学との共同研究で、 尿1mLから、 ガン(肺、膵臓、肝臓、膀胱、前立腺)を特定する技術を新たに発見しました。 採尿だけで、主要なガンの早期発見…

がん細胞や脳を光らせる

「脳やがん細胞を強く光らせる技術の開発」 理化学研究所などの研究チームが成功。 これはガンの診断などに役立つことが期待されています。 この技術は、 理研の宮脇敦史チームリーダーなどの研究チームが、ホタルが光る原理を応用したもので、脳やガン細胞…

「がんワクチン」で全身の腫瘍が消滅

多くの人を苦しませている病 「がん」の治療について、 新たな成果が発表されました。 アメリカのスタンフォード大学の研究チームは、2つの免疫系刺激物質をマウスの腫瘍に直接注入することで、 その部位だけでなく、他に転移していた腫瘍までも消滅させる…

「笑い」がガンの治療に効果

2018年8月29日、 大阪府立病院機構「大阪国際がんセンターは、 漫才や落語による「笑い」によって ガン患者の免疫力向上、 緊張や疲労といった心身の状態も改善などが確認されたと発表しました。 今後は、研究結果を論文にまとめて詳細な分析を進める予定と…