iPS細胞から『ミニ肝臓』を大量作製

横浜市立大の谷口英樹教授(臓器再生医学)らの研究チームが、 ヒトのiPS細胞から、直径約0.1ミリ程度の「ミニ肝臓(iPSC肝芽)を1度に大量製造することに成功しました。 肝機能に異常がある患者に、 血管から「ミニ肝臓」として肝胚(かんが)を移植する治…

たった1滴の血液でガン13種を早期発見

1滴の血液から13種類のガンの診断を同時にできる検査法を国立がん研究センターなどのチームが開発しました。 「腫瘍マーカー」を使う現在の血液検査よりも発見率も高く、かなり初期段階のガンも見つけられるのがメリットです。 この研究は2014年に、国立が…

尿検査でガンを発見

名古屋大学の馬場嘉信教授、安井隆雄助教らの研究グループが、 九州大学・国立がん研究センター研究所・大阪大学との共同研究で、 尿1mLから、 ガン(肺、膵臓、肝臓、膀胱、前立腺)を特定する技術を新たに発見しました。 採尿だけで、主要なガンの早期発見…

がん細胞や脳を光らせる

「脳やがん細胞を強く光らせる技術の開発」 理化学研究所などの研究チームが成功。 これはガンの診断などに役立つことが期待されています。 この技術は、 理研の宮脇敦史チームリーダーなどの研究チームが、ホタルが光る原理を応用したもので、脳やガン細胞…

オンライン診療(遠隔診療)

高齢化の進む過疎地などで 医療機関への通院が困難な患者が対象の「オンライン診療」(遠隔診療)の取り組みが広がっています。 (パソコンやをスマートフォンを使って医師が患者と対面せずに診断して、リアルタイムで処方などの診察をする「遠隔診療」は、…

「がんワクチン」で全身の腫瘍が消滅

多くの人を苦しませている病 「がん」の治療について、 新たな成果が発表されました。 アメリカのスタンフォード大学の研究チームは、2つの免疫系刺激物質をマウスの腫瘍に直接注入することで、 その部位だけでなく、他に転移していた腫瘍までも消滅させる…

スマート・バンデージ(絆創膏)

タフツ大学(アメリカ)の研究チームが、 傷の状態を監視して必要に応じて治療までしてくれる『スマートバンデージ(絆創膏)』の開発を進めています。 タフツ大学のセールサミアー教授によると、 生活習慣病の増加に伴って「慢性的な創傷」が増えているとの…

「笑い」がガンの治療に効果

2018年8月29日、 大阪府立病院機構「大阪国際がんセンターは、 漫才や落語による「笑い」によって ガン患者の免疫力向上、 緊張や疲労といった心身の状態も改善などが確認されたと発表しました。 今後は、研究結果を論文にまとめて詳細な分析を進める予定と…

エイズ治療の大変革

〔2種類の抗体を組み合わせて投与することで、患者体内のHIV(ヒト免疫不全ウイルス)を1回の治療で数ヶ月間も抑える方法を発見〕 この研究結果を発表したアメリカの研究チームは、 『HIV感染症エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)の治療法の大変革…

キメラ技術 (ヒトと羊のハイブリッド)

キメラ技術(人間と動物のハイブリッド)とは、 移植手術用の臓器を無限に作り出したり、1型糖尿病の治療法となったりすることが期待されていて、 人間に移植できる臓器を動物の体内で作ることが出来るという技術です。 アメリカでは、臓器移植待ちリストが1…

コモドドラゴンで新薬開発

『ドラゴンの血で傷を癒やす』 インドネシアのコモド島などに生息する世界最大級のトカゲで、コモドドラゴン(コモドオオトカゲとも呼ばれます)の血液成分を参考に作った物質から、 強い抗菌作用と傷の治癒を早める効果が確認されました。 近年は、抗生物質…